- 詳しく説明すると?
- 作業ミスをしたときに行うスキルです。
- 作業ミスの対処に必要なことをやり始めてから終えるまで、どのくらい時間資源を使うか詳細に分析し、正確に把握します。
- 作業ミスの対処に必要なこととは、作業ミスの重要性やリカバリが可能かの評価、原因の分析、リカバリ方法の検討、一番よい方法の選択、実行、結果の確認などが含まれます。
- これをやるとどうなるの?
- 「これはすぐに終わるだろう」といったように、必要な時間を過小評価すると、思ったより時間を使ってしまい、時間が足りなくなることがあります。
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反対に、「すごく時間がかかりそうだ」といったように必要な時間を過大評価すると、本来なら減点を避けられたはずの作業ミスをリカバリしないかもしれません。
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作業ミスの対処に必要な時間が正確にわかると、リカバリするかしないかの判断が適切に行えます。
- 技能五輪では、具体的にどんなときに使うの?
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いつ?:作業ミスをしたとき。
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どうやる?
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セルフ・トーク:以下の例のように、必要な手順を言語化する。
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イメージ:タイムテーブルを思い浮かべる。リカバリしている場面をイメージする、これまで経験したケースを思い返し、どのくらい時間がかかったかをイメージする。
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動作:セルフ・トークの補助として、手順を指で数える、空間に手順を描き、それを指で確かめる。
- どうなる? :作業ミスが起こってもあまり焦らず、適切な判断ができる。
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セルフ・トークの例
最短で何分、最長で何分だろう?
まずこれをやる。次にこれ。だいたい○分〜○分くらい。
- 日常ではどんな場面で使うの?
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乗り遅れ間に合わない打ち合わせ。電話するか。電話しなくてもいいか。
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新幹線切符。払い戻したが、タクシー間に合い、その必要がなかったとわかった
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- スキルのカテゴリは?
- ミスの制御
- スキルの段階は?
- ブルー
- チェックの仕方は?
- 自分が何かの作業やタスクに取り組む時を振り返ります。
そしてこのスキルの内容をどのくらい意識して行うか、
「1.全く行わない~5.常に行う」の5段階で回答します。
- 自分が何かの作業やタスクに取り組む時を振り返ります。