- 詳しく説明すると?
- 目の前の作業にあまりにも集中しすぎると、その時考えるべきこと、例えば時間の確認などに、注意の焦点が向かなくなります。
- この状態を過集中と呼びます。
- 過集中を避けるには、まず、自分がどのくらい集中しているかを把握することが必要です。
- そしてもし目の前のことに必要以上に集中しているなら、集中の度合いを抑える必要があります。
- 反対に、もし集中が必要な作業なのに十分に集中できていないなら、集中を高める必要があります。
- このように、状況に応じて集中を抑えたり高めたりすることで、目標とする品質の作業を行うことができます。
- これをやるとどうなるの?
- 過集中の結果として起こる「思った以上に時間を使ってしまった」状態(時間資源の過剰な消費)を避けられます。
- また、作業工程のやり忘れや、イージーミスなどを予防することができます。
- 技能五輪では、具体的にどんなときに使うの?
- いつ?:自分が過集中しやすいタスクに取り組んでいる時、どうしてもリカバリしたい作業を行っている時など。
- どうやる?:
- セルフトークの例=以下を参照
- イメージの例=自分を上から見る、後ろから見るなど、自分を客観視するイメージ。
- 動作の例=顔を上げる。視線を上に向ける。その場を離れる、水を飲むなど、今とは別の場所に注意が向くような動作。
- どうなる? :目の前のタスクに集中できます。
セルフ・トークの例
いま集中しすぎている。いったん切替よう
タイム・アウトしよう
- 日常ではどんな場面で使うの?
- 例えばスマホで動画を見るのに集中していて、乗り過ごしそうになることがあります。
- このように何かに集中していて、気づいたら時間が経っていたという経験は、誰もがするものです。
- 仕事でもそういうことは起こるもので、そんなときは思ったよりも疲れていたりします。
- そのまま続けても効率は上がりにくので、いったん切り上げ、休憩したり、水分を補給したりして、切り替えることが効果的です。