- 詳しく説明すると?
- タスクに取り組んでいると、様々なことが頭に浮かびます。
- その中には、今取り組んでいることと関係あることだけではなく、直接は関係のないことも浮かびます。
- 例えば、この後やることや、やり終えたが上手にできているか気にかかることなどです。
- このような今やっていることと直接関係のないことが頭に浮かび、そちらに気が散ってしまうことを、マインドワンダリングといいます。
- マインドワンダリングになった場合に、今は何に集中すべきかを整理し、優先順位をつけ、それに集中し直します。
- これをやるとどうなるの?
- マインドワンダリングが減ります。
- 想定しない作業速度の低下や、精度の低下を防ぎます。
- また「あれも考えて、これも考えて」に伴う認知負荷が減ります。
- そのタイミングでやるべきではないタスクに取り組んだり、何度もタスク間を行き来するといった時間の損失が減ります。
- 技能五輪では、具体的にどんなときに使うの?
- いつ? :マルチタスクの作業に取り組んでいる時、作業ミスがあった時。シングル・タスクでも、そのタスクが終わった後、気になる事がある時。
- どうやる?
- :セルフトークの例=以下の吹き出しを参照
- :イメージの例=スポットライトを絞り込むなどの何かが一点に集まるイメージ。スイッチなどの、何かが切り替わるイメージ。
- :動作の例=「指を2回トントン」とする。目に力を入れる。1回ゆっくり呼吸など、どこか身体の一箇所に意識が集中するような動作。
- どうなる? :目の前のタスクに集中できます。
セルフ・トークの例
今大事なのはAで、Bは20分後に考える。
一度に一つだけ
- 日常ではどんな場面で使うの?
- PCで仕事をしているときなどは、ついつい気になるサイトを見たり、 ツイッター見たりしてしまいます。そんなとき、 「いまこれ見ていいんだっけ?」とか「何する時間だったか思い出そう」 などと自分に語りかけると、集中すべきことの判断がしやすくなります。