- 詳しく説明すると?
- 作業に取り組んでいる最中に、集中が低下したり、別のものに意識を取られたりします。
- そうなったタイミングで、集中を回復する必要があります。
- 集中には、その強さ、集中する対象と集中する範囲があります。
- それぞれ、覚醒度、注意の焦点、注意の範囲と呼びます。
- 集中が低下したタイミングで、強さを上げたり、集中すべき対象に焦点を合わせるための方法は訓練によって習得できます。
- しかし、「いつもはこれで集中できたのに、なぜか今回は集中できない」という場合があります。
- そうなったとき、集中を回復する方法が一つしかないと、集中が低下したままとなります。
- そうならないために、集中を回復する方法をいくつか習得し、「これが上手くいかないならこっち」というように、様々な方法を試せる準備をしておきます。
- これをやるとどうなるの?
- 集中の低下による作業ミスや、時間の損失が起こりにくくなります。
- 難易度が高い作業や、長時間の時間でも、速度と精度のバランスをコントロールしながら、作業を進めることができます。
- 技能五輪では、具体的にどんなときに使うの?
- いつ?:
- 次のようなタイミングで、集中が低下したり切れたりしたと、気づいたら。長時間の作業に取り組んでいる時。複雑で難易度の高いタスクに取り組んでいる時。作業ミスをした時。
- どうやる?:基本的な方法は、情報の制御3と同様。
- セルフトークの例=以下を参照
- イメージの例=スポットライトを絞り込むなどの何かが一点に集まるイメージ。スイッチなどの、何かが切り替わるイメージ。
- 動作の例=「指を2回トントン」とする。目に力を入れる。1回ゆっくり呼吸など、どこか身体の一箇所に意識が集中するような動作。
- どうなる? :目の前のタスクに集中できます。
セルフ・トークの例
この場面で集中が低下しやすい。もう一度集中
いったん水を飲んで深呼吸し、集中
- 日常ではどんな場面で使うの?
- 長時間作業すると、なんとなくダラダラしてしまうものです。
- そんなときに、再び集中する方法を自分で持っていると、仕事のメリハリがつきやすくなります。
- たとえばセルフトークとか、水を飲むとか、その場をいったん離れて気分転換するのもありでしょう。