新しい環境でも力を発揮するためのメンタル・スキル研修
– 新入社員のオンボーディングをサポートします
本研修は、ストレスの回復力と、ストレスを自己の成長につなげる力の向上を目指した研修プログラムです。新入社員がポテンシャルを発揮するためには、トランジション期(環境適応期)で受けるストレスを適切にさばく力が必要です。弊社が技能五輪の選手育成でつちかった「新しい環境で力を発揮する」ためのノウハウを活かし、新入社員が新しい環境でストレスに負けずに成長して、ポテンシャルを最大限に発揮することをお手伝いします。
オンボーディングで心理パスが軽視されている
多くの新入社員はトランジション期で、人生最大の心理的なアップダウンを経験します。これを心理パスと呼びます。新入社員は「自分がどんな心理パスをたどるのか」の見通しがもてないため、いつ心理的な不安定さが和らぐのか、どのくらい頑張ると成長するのかがわかりません。そのためアップダウンの衝撃に備えるられず、大きなストレスを感じてしまいます。たとえるなら、防災の準備がないまま災害にあうようなものです。
また、新しい環境で感じるストレスには、成長痛のような健康かつ正常な反応という側面もあります。強すぎる成長痛は不健康であり対処が必要ですが、ストレスそのものは成長促進的な役割もあります。しかし、不健康でなくすべきものとのみ理解される傾向があるため、ストレスを過度にネガティブにとらえてしまいます。
さらに、現場で、短時間で、余裕がなくても使えるような生きた対処法を学べていません。ストレスマネジメント研修などで効果のあるストレス対処法を学んだ場合でも、それらをいつどのような場面で使えばよいかとセットで学べていないため、学んだ方法を実践できず、ストレスを軽減できないケースが多く見られます。
この3つの問題により、新入社員のポテンシャル発揮が難しくなってしまいます。心理的なパスがわからず、ストレスの成長促進的な面もわからないため、入社後の環境変化の衝撃に備えることが難しく、ストレス対処法の実践的な使い方もわからないため、ポテンシャルを発揮する前にあきらめてしまったり、ポテンシャルに気づけずに過ごすことになりかねません。
ポテンシャル発揮への心理パスを示す
*心理パスとは、ある期間の中で起こるモチベーションや感情、思考などの浮き沈みを、文字やグラフなどで可視化したもの。
これから経験する出来事によってどんなこと心理的変化が起こるのかを知ることで、新しい環境にのぞむ人の心理的な準備性を高めることができる。例えば、配属後に失敗が続いても、「自分はむいていない」と受け止めるのではなく、「こうなるのは聞いていたとおりで、続けていけば失敗は減る」などのように受け止められれば、その出来事に過剰反応しにくくなる。そして、成長がおとずれるまで努力し続けられるようになる。
*バイオフィードバック法とは、機器を使って体内反応を見える化し、意識的に反応をコントロールする方法です。
本研修では、講師が心拍計をつけた状態で深呼吸し、吸うと心拍数が上がること、吐くと心拍数が下がることを可視化します。それによって深呼吸が心拍数を下げ、気持ちを落ち着ける効果があることを、共有します。
- ストレスが生まれる仕組みと慣れる仕組み
- 4つの適応スキル:負荷処理力、サポート受け力、切り替え力、粘り強さ
- 受け損にしないストレスのさばき方
- バイオフィードバック法を使った10秒サイクル深呼吸
対象者・人数
新入社員
20〜50名/1回
時間
3時間半