- 詳しく説明すると?
- 作業に使える時間は有限であり、そうした時間資源を有効に活用する必要があります。
- そのために、タイミングを定め、想定したとおりに時間資源を使えているか、確認します。
- 確認の内容は、作業を始めてからどのくらい時間が過ぎたのか、あとどのくらい使える時間が残っているかなどです。
- 一般的には、時計やタイムテーブルを見て、時間を計算して確かめます。
- 思いつきや感覚でそれをやるのではなく、特定の作業工程や経過時間と確認のタイミングをあらかじめ結びつけておき、作業中、そのタイミングになったら確認します。
- これをやるとどうなるの?
- やると:自分はどのくらい時間資源に余裕があるのかや、作業ペースは適切かを、把握しながら作業できます。
- 時間資源をたくさん使うような難しい作業や、作業ミスの対処において、適切な判断をしやすくなります。
- やらないと:思ったより時間がなかったり、時間がないと思っていたら余ったりといったことが起こります。
- 作業ペースが想定より遅い/速いことに気づきにくくなります。
- 作業ミスをした際、そのリカバリに必要な時間資源が残っているのかがわからないため、対処の判断を誤りやすくなります。
- 技能五輪では、具体的にどんなときに使うの?
- いつ?:特定の作業工程(セクションの開始時点、終了時点)、時間(作業15分ごとに)など
- どうやる?:
- セルフトークの例=以下を参照
- イメージの例=ガントチャートのような工程の進捗を表すイメージ。訓練で暗記したタイムテーブルをイメージ
- 動作の例=時計、ストップウォッチなど、時間を確認する手段
- 避けるべきものの例=他社選手の作業工程やスピードを根拠にした判断。工程の組み方自体が違う可能性があるため
- どうなる? :目の前のタスクに集中できます。
セルフ・トークの例
工程Aが終わったから時間を確認
リカバリしたいが、後どのくらい時間を使えるか確認
- 日常ではどんな場面で使うの?
- 納期や期限が厳しくて、短時間で、もしくはその日に終えなければいけない作業がある場合、気づいたら思ったより時間が経っていたということがあります。
- 15分とか20分単位で時間を確認し、予定通りか、そうじゃない場合どう調整するかを確認すると、そういったことを避けられます。
- スキルのカテゴリは?
- 時間の制御
- スキルの段階は?
- ブルー
- チェックの仕方は?
- 自分が何かの作業やタスクに取り組む時を振り返ります。
そしてこのスキルの内容をどのくらい意識して行うか、
「1.全く行わない~5.常に行う」の5段階で回答します。
- 自分が何かの作業やタスクに取り組む時を振り返ります。