一言でいうと
作業の遅れから生まれる認知負荷です
何が負荷になるのか?
作業が遅れると、使える時間が想定よりも少なくなります。そうすると、「時間に余裕がない」状態となり、ワーキングメモリは正しく働きにくくなります。遅れの原因はいくつかあります。熟練度の面では作業に習熟していないこと、導線設計に無駄が多いこと、工程間のつなぎめがスムーズでないことなどがあげられます。また、認知面では集中度が下がっていることや想定外の事態などで問題解決が必要なこと、感情面では不安で慎重になっていること、身体面では疲れていることなどが、同じく遅れの理由になります。
初心者 | 熟練者 |
おおむね、こうなります。その主な理由は、作業に熟練しておらず、一つ一つの動きがゆっくりなためです。また、作業の方法や進め方の段取りを考えながら、思い出しながらの作業となることも、理由のひとつです。 | 通常、想定以上に遅くなることはあまりありません。ただし、想定外の出来事が起こる、初めて見る図面で作業する、思わぬミスをするなどのように、特定のイベントに直面すると、想定以上に遅くなることがあります。 |
日常では?
車ででかけたとき、道路工事などで道が込んでいると、想定していたより時間がかかります。また、初めて行く場所でも想定していたより時間がかかることがあります。道の確認で時間を使ったり、道を間違えたりする可能性があるからです。