一言でいうと
追加の作業が生じることからくる認知負荷
何が負荷になるのか?
作業ミスには、した直後に気づくものと、後から気づくもの、最後まで気づかないものがあります。後からミスに気づいた場合、そのタイミングでは想定していなかった追加作業が生まれます。また、ミスした箇所が他の要素とつながっていた場合、それも含めて対処する必要が生まれます。その結果、認知負荷が増大します。
追加の作業に加えて、後で気づいたことでの驚きや、苛立ち、不安などの感情も生まれます。こうした感情への対処にもワーキングメモリを使います。ですから、追加の作業と感情負荷への対処が必要となります。
初心者 | 熟練者 |
後になってから作業ミスに気づくことが多いです。作業ミスの経験がまだ少なく、ミスが起こりそうな場面やミスの特徴を知らないため、ミスを見落としやすいためです。 | 通常、ミスをあまり見落としません。ただし、見落としやすい状況もあります。時間負荷や他のミス負荷が高まり、かなり作業速度を上げている場合や、普段絶対にミスをしないので知らず知らず確認がおろそかになっている場合などです。 |
日常では?
プラモデルを作っていて、実は違うパーツを使っていた事を、全体を組み合わせる段階になって気づき、パーツをバラして組み直さなければならないとき。