フィルタをつかう
フィルタとは、列の値を大きい順や小さい順に並べ替えたり、特定の値などにあてはまるデータのみを表示させる機能です。
技能の訓練に取り組む10人のデータがあります。列名は「ID、氏名、負荷(10段階)、タイム」の4つです。IDは全員の通し番号、氏名は仮名、負荷は主観的な大変さの指標、タイムは訓練課題の完了時間です。mが分、sが秒なので、分秒単位となります。誰のタイムが速いかとか、誰の負荷は高いのかなどが知りたいとき、目や指でなぞって探すこともできますが、フィルタをつかうと便利です。
フィルタ作成の手順は、以下の通りです。
- フィルタしたい範囲を選択
- 「データ」をクリック
- 「フィルタを作成」をクリック
列名の右隣に下向き三角のマークがでてきます。この三角をクリックすると、フィルタのメニューが表示されます。フィルタの対象範囲は、緑色の線で囲まれた範囲です。
フィルタで以下の問いを調べてみます。
- 誰の負荷が高いかを知りたい
- 負荷のフィルタを選択
- 降順を選択
- 誰のタイムが速いかを知りたい
- タイムのフィルタを選択
- 昇順を選択
フィルタしおわったら、ID→昇順と選択肢、ID順に戻しておきます。このデータの場合、データの並び順に意味はありませんが、別のデータを同じIDで管理している場合、ID順に並べておくと、データの移行や確認などがやりやすくなります。
フィルタをつかうときのポイント
- 昇順と降順、どっちがどっちかわからなくなる
- 昇順:1階からのぼるように小さい→大きい
- 降順:最上階から降りるように大きい→小さい
- データを追加したがフィルタの範囲に含まれない
- 一度フィルタを解除し、もう一度設定する
- ショートカットキーはない
- あると便利だが、毎回メニューから選択しないといけない