技能五輪選手、指導者向けに職業能力開発総合大学校にて実施しました

技能五輪選手と指導者向けに
「感情のコンダクト・スキル」研修を実施しました。

開催は、6月7日(木)〜8日(金)に、
職業能力開発総合大学校での実施でした。

募集期間が短かったにもかかわらず、
20名の定員一杯にご応募いただきました。

本番で実力を発揮するにはどうすればよいか?について、
以下のような内容にブロック組立課題を交えながら、
わかりやすく実践的にお伝えしました。

・選手が自分が持つ感情負荷の特徴を研究するにはどうすればいいか?
・感情負荷で低下した頭の機能を回復するためのコーピングとは?
・指導者が客観的には捉えがたい選手の感情を見るためにどんな枠組みが必要か?
・どう指導に組み込むとよいか?

参加者の皆様にご満足いただけた研修となったようで、嬉しい限りです。

 

フィードバックは明示的か?

電灯のスイッチを入れれば、点灯します。この場合、「スイッチを入れる」という行動に対するフィードバックは「点灯する」で、誰が見てもわかるような明示的なものです。もちろん、「点灯しない」なら、それも行動に対するフィードバックです。点灯すれば、「スイッチを入れる」という行動が正しかったことがわかります。点灯しなければ、間違って別のスイッチを入れていたかもしれませんから、行動が正しくないかもしれないということがわかります。

では、この電灯が、赤外線で発光するものだったら、どうでしょうか。

あるいは、スイッチを入れてから10分後に点灯するものだったら、どうでしょうか。

前者の場合、点灯したかどうか、つまりフィードバックが、肉眼では見えません。なので、フィードバックを肉眼以外の方法で確かめる必要があります。

後者の場合、フィードバックは見えますが、時間的がかかるため、その間にスイッチを入れたことを忘れる可能性があります。なので、10分後に忘れず確認する必要があります。

何かの行動を起こした時、それが期待した通りになったかどうかを、確認する必要があります。フィードバックはその手がかりとなりますが、日常的に、フィードバックが必ずしもすぐに、目に見える形で得られるとは限りません。

なので、自分が学ぶ立場であれば、見えない中からフィードバックを意識的に探す、あるいは忘れずに行動とつなげることが重要でしょう。また、教える立場ではれば、自分にとって明示的なフィードバックが相手にとって見えにくい可能性があること、相手がやってからフィードバックを得るまで時間があるほど忘れやすくなる可能性があることを踏まえて、フィードバックを使っていくことが重要でしょう。