一言でいうと
手詰まりから生まれる認知負荷
何が負荷になるのか?
作業ミスに対処する方法は1つではありません。通常、2〜3の対処方法を自分の経験データベースから引き出し、可能性の高いものから試していきます。それで解決しないとなると、問題です。新たな対処方法を考えなければなりません。また、「なんとかしなければ」という焦りや、「え?なんで?」という漠然とした不安が大きくなります。これらが組み合わさると、ワーキングメモリは過剰負荷になってしまいます。
初心者 | 熟練者 |
作業ミスに対処した経験がまだ少なく、効果的な対処方法をあまり知りません。また、対処の優先順位を付けたり、段取りを立てる能力がまだ未熟なため、手当たり次第に対策を試して、どれも上手くいかず、状況を悪化させてしまうこともあります。 | 通常、試した方法で解決します。ただし、いくつ試しても解決しない状況もあります。例えば、時間負荷や他のミス負荷が高まり、認知的な視野狭窄になっている場合、焦っている場合、全く経験したことのないミスに出会った場合などです。 |
日常では?
インターネットでサイトにログインしようとして、思い当たるパスワードをいくつか試して失敗し、「パスワードを忘れた方はこちら」をクリックして登録したメールアドレスを入力したら、「そのメールアドレスの登録はありません」と出たときなどが、当てはまります。