散布図を作成算する

散布図とは、データの分布(散らばり具合)を表したグラフです。

例えばグループで物を作る作業を10回行い、各試行の「完成数」と、グループメンバーがお互いの協力度を主観的に評価した「協力度」を集計したとします。値を見ると、両者には関係があるようにも、ないようにも見えます。これを可視化してみます。

散布図の作成手順は、以下の通りです。

  1. グラフ化したい範囲を選択する
  2. 「グラフを挿入」をクリックする
  3. 「グラフの種類」で「散布図」を選択する(初期状態は「縦棒グラフ」)

動画の例では上記の手順を以下のように実施しています。

  1. 完成数(B列)と協力度(C列の)11行目までを選択
  2. 「グラフを挿入」をクリック
  3. 「グラフの種類」で「散布図」を選択

出来上がったグラフは、横軸が完成数(A列)、縦軸が協力度(B列)となります。

散布図グラフから推し量れることと注意が必要なこと

以下の点などを推し量ることができます

  • 指標同士の関係性:関係性の強さや方向(比例なのか反比例なのか)を直感的に把握できる
  • 分布の特徴:全体的に同じような分布をしているのか、外れ値などが影響しているのかを把握できる

以下の点などに注意が必要です

  • 外れ値の影響:全体としてはなんらかの特徴が見られる場合でも、外れ値が影響してその特徴がわかりにくくなる場合がある
  • サンプリングの影響:特定の傾向が見られても、たまたまデータがその部分だけを抜き出していて、全体としてはそのような傾向がない可能性がある(例:シンプソンのパラドックス