グリーン・クラスは、敢闘賞〜メダル未満の水準の技能を持つ選手です。主な目標は、時間内に競技課題を終え、かつ作業の遅れや減点をできるだけ抑える「ダメージ・コントロール」です。ワーキングメモリにはある程度余裕があり、いくつものコンダクト・スキルを意識して使える段階と考えられます。
※それぞれの用語の説明はこちらを御覧ください。

特徴と傾向


コンダクト・スキルの使用度(平均値)
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よく使うコンダクト・スキル(Conducting Skills)

 

情報の制御7:
段取り詳しく・コーピング
作業の段取りを、詳しく計画する

 

 

 

 

情報の制御11:
全体からみた現状把握・モニタリング
全体のするべき作業のうち、現在、何をどのように進めているかを把握する

 

 

時間の制御2:
難易度別の時間の見積もり・モニタリング
競技課題の難易度に応じて、所要作業時間を見積もる

 

ミスの制御4:
ミス時間の影響分析・モニタリング
全体のするべき作業のうち、現在、何をどのように進めているかを把握する

 

ミスの制御5:
ミスの原因パターン分析・モニタリング
作業ミスの原因を、過去に経験したパターンに当てはめて分析する

 

 


  • 羽田野・菊池(2018b)から作成。調査は、第55回技能五輪全国大会の情報ネットワーク施工職種に出場した全選手(N=24)が対象
  • グリーン・クラス はN=6
  • 「1全く行わない」〜「5.常に行う」で評価
  • 使用度が4以上は濃いグリーン、3以下は赤でハイライト

職種の技能の水準
(Skill Level)

  • 敢闘賞〜メダル未満の水準

目標
(Target)

  • 時間内の作業終了
  • 最小限の減点
  • ワーキングメモリや時間の資源に余裕を作る
  • 妨害刺激に注意が捕まらないようにする

重視すること
(Focus)

  • ダメージ・コントロール

↓さらに詳しく知りたい方は、以下もお読みください


利用可能なワーキングメモリの量(Available Working Memory Capacity)

  • ある程度自由に使える
  • 注意の集中をコントロールするコンダクト・スキルに配分
  • 遅れやミスの影響を抑えるコンダクト・スキルに配分

認知負荷
(Cognitive Load)

  • 全体的に低い
  • 作業時間が予定とズレることが減り、時間負荷が下がる
  • ミスの原因がわからないことが減るなど、ミス負荷が下がる

専門的な知識の量
(Domain specific Knowledge)

  • 十分に増えている

「もし〜なら」パターンの豊富さ(If-then pattern)

  • ある程度持っている

意識しないで出来ること(Automatized Skills)

  • 多い