花火師アカギ(仮名) | 4 作業時間を調整する

アカギさんに、花火師が花火を学ぶプロセスと、その中の負荷についてお話を伺いました。4回目は、打ち上げ準備で、「時間を調整する」プロセス です。このプロセスでは、作業を取捨選択するには、作業の全体像を見ていること、省いた場合の影響が少ない箇所を知っていることなどが重要、という点がみえます。

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花火師アカギ(仮名) | 3 トラックの中のフィードバック

アカギさんに、花火師が花火を学ぶプロセスと、その中の負荷についてお話を伺いました。3回目も、花火の玉を「準備する→打ち上げる→省察する」プロセス です。そこから、たくさんのフィードバックを、設計や準備などのやったこととつなげる場面があることの重要性が、示されました。

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花火師アカギ(仮名) | 2 玉と筒と台の最適なマッチング

アカギさんに、花火師が花火を学ぶプロセスと、その中の負荷についてお話を伺いました。2回目は、花火の玉を「準備する→打ち上げる→省察する」プロセスです。そこから、見て学ぶ学習では、「爆発の振動と最適な留め具の組み合わせ」のような具体的なものにフォーカスすることが重要、という点がわかります。

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花火師アカギ(仮名) | 1 打ち上げをイメージして準備する

アカギさんに、花火師が花火を学ぶプロセスと、その中の負荷についてお話を伺いました。1回目は、花火の玉を「作る→打ち上げる→省察する」プロセスです。そこから見えるのは、時間的に距離のある「作る」と「打ち上げる」を意識的につなげることが重要性だということです。
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フィードバックは明示的か?

電灯のスイッチを入れれば、点灯します。この場合、「スイッチを入れる」という行動に対するフィードバックは「点灯する」で、誰が見てもわかるような明示的なものです。もちろん、「点灯しない」なら、それも行動に対するフィードバックです。点灯すれば、「スイッチを入れる」という行動が正しかったことがわかります。点灯しなければ、間違って別のスイッチを入れていたかもしれませんから、行動が正しくないかもしれないということがわかります。

では、この電灯が、赤外線で発光するものだったら、どうでしょうか。

あるいは、スイッチを入れてから10分後に点灯するものだったら、どうでしょうか。

前者の場合、点灯したかどうか、つまりフィードバックが、肉眼では見えません。なので、フィードバックを肉眼以外の方法で確かめる必要があります。

後者の場合、フィードバックは見えますが、時間的がかかるため、その間にスイッチを入れたことを忘れる可能性があります。なので、10分後に忘れず確認する必要があります。

何かの行動を起こした時、それが期待した通りになったかどうかを、確認する必要があります。フィードバックはその手がかりとなりますが、日常的に、フィードバックが必ずしもすぐに、目に見える形で得られるとは限りません。

なので、自分が学ぶ立場であれば、見えない中からフィードバックを意識的に探す、あるいは忘れずに行動とつなげることが重要でしょう。また、教える立場ではれば、自分にとって明示的なフィードバックが相手にとって見えにくい可能性があること、相手がやってからフィードバックを得るまで時間があるほど忘れやすくなる可能性があることを踏まえて、フィードバックを使っていくことが重要でしょう。